横浜市開港記念館

 絵本画家。ペンネームは八島太郎。1939年に渡米した八島は、戦時中、戦時情報局ニューヨーク事務所で対日宣伝活動に加わった。ブラウンも同所にいたので、この頃に知り合ったものだろう。

 1943年にニューヨークで刊行した、The new sun(新らしき太陽)[ブラウン文庫 4827]は、自らの投獄体験をもとに軍国主義下の日本の情況を描いた作品である。表題紙には「To Mr. Don Brown, 同じ時代に生きる歓喜をもってYours, Taro Yashima」という自筆献辞が記されている。

 八島は戦後すぐに戦略爆撃調査団の一員として一時帰国をはたし、日本にのこした息子、誠と再会した。後のハリウッド俳優のマコ・イワマツである。またこの時GHQの一員としてすでに来日していたブラウンとも再会をはたしている。

献辞直筆