「開港のひろば」第123号 |2014(平成26)年1月25日発行
- 館長雑感 絹織物輸出商社、堀越商会のその後
- 展示余話 ヘボン関係資料発見!
- 展示余話 ヘボン関係資料発見!
- 展示余話 ヘボン関係資料発見!
- 資料よもやま話 周ピアノに出会った人びと 1 岩手・平井家の周ピアノ
- 資料よもやま話 周ピアノに出会った人びと
- 資料よもやま話 周ピアノに出会った人びと 2 相模原・松尾家の周ピアノ
- 資料よもやま話 周ピアノに出会った人びと 3 邑久光明園の周ピアノ
- 都発企画展 開港されなかった江戸
- 都発企画展 開港されなかった江戸 横浜都市発展記念館特別展・横浜開港資料館共催 「港をめぐる二都物語 江戸東京と横浜」より 遠浅の江戸
- 都発企画展 開港されなかった江戸 横浜都市発展記念館特別展・横浜開港資料館共催 「港をめぐる二都物語 江戸東京と横浜」より 「江戸御鎖」−幕府の外国人忌避
- 都発企画展 開港されなかった江戸 横浜都市発展記念館特別展・横浜開港資料館共催 「港をめぐる二都物語 江戸東京と横浜」より 品川の幕府艦隊
- 都発企画展 開港されなかった江戸 横浜都市発展記念館特別展・横浜開港資料館共催 「港をめぐる二都物語 江戸東京と横浜」より ▼横浜都市発展記念館 開館一〇周年記念特別展 「港をめぐる二都物語 江戸東京と横浜」
- 資料館だより ▼4月からの展示案内
資料よもやま話
周ピアノに出会った人びと
1918年の製造
平井家の周ピアノには、内部に二つの票が貼られている。一つには「李佐衡調検 No.142 7.12.27」、もう一つには「周興華 周筱生検査 No.142 30/12/18」(図3)と記されている。これにより、製造番号は142番で、大正7年(1918)12月27日に李佐衡(周筱生の甥で後に李兄弟ピアノ製作所を設立)が調律・点検し、同月30日に周筱生が検査したものと判明した。
1918年12月30日
またこの一台には足踏みペダルが三つあることが注目される。右は強音、左は弱音、中央は消音の機能をもつ。これまで調査したS.CHEWとS.CHEW & SON、いずれの周ピアノでも、ペダルは二つであり、中央のペダルの消音機能については、手動装置を備えているものもあったが、ペダルと連結しているのは、現在のところこの一台だけだ。
篤さんの記憶によれば、ピアノを譲られて以来大きな修理はしておらず、チューニングピン、ハンマー等も当初の部品である。製造時のままの姿をとどめる、貴重な一台である。